遺言を作る意識の高まり

2012年2月11日

遺言を作成したいというご相談を受けることが最近とみに多くなってきました。

財産内容を聴取し、誰に何をあげたいかを確認すると同時に、推定相続人が誰なのかを詳しくうかがいます。場合によっては戸籍を収集して、推定相続人の調査も行います。

遺言を作成する方に共通して言えることは、皆さんご自分の死後の始末のこと、亡くなるまでのご自分のライフスタイルについて、いろいろと思いを巡らせているということです。

そして、誰かに迷惑をかけはしまいか、このまま死んでしまうといろんな人に迷惑をかけてしまう、という想像力にあふれた方が多いような気がします。そして、皆さんきっちり公正証書で遺言を作るのです。

特に、配偶者や子供さんがいない、兄弟関係が複雑である、先だった配偶者の兄弟に世話になっている等、遺留分の元々存在しない方たちへの遺贈は、遺言を遺しておくことで比較的簡単に解決できます。もっと言うなら、なぜ遺言を遺しておかなかったかと恨まれることもこのような人間関係のパターンではしばしばみられるのです。

思い立った時が遺言の作り時です。

お若い皆さんも今遺言を書くとしたら、どんな内容にしますか？