２度目の債務整理について

2013年4月20日

一度債務整理をして人生をリセット、再出発をした方にまた不幸が襲いかかる・・・そんな方のご相談が増えています。

１度目はその当時の収入と生活状況で任意整理をして返済の組み直しをしました。最初の１～２年はその通り返済が出来ていたのだけれど、リストラにあったり、病気をして収入が不安定になったりして収入も生活状況もどんどん悪化してしまう。

そんな折、当事務所に再度ご相談いただく、というパターンです。

最初の債務整理の時点から、思い切って自己破産で免責を得て借金をゼロにしてしまった方がよかったのではないか、あるいは、借金を１００万円位に圧縮できる個人再生をした方がよかったのではないか、と考えさせられることもありますが、当事務所に来られる方は皆さん責任感が強く、「借りたものは出来るだけ返したい」とおっしゃる方が多く、当時の債務整理の仕方としてはそれでよかったのだろうと思わざるをえませんでした。

２度目の債務整理は圧倒的に自己破産や個人再生が多いのが特徴です。「今まで出来る限り頑張って返済してきたのだから、もうこれ以上無理はさせられない」というのが、当事務所の本音でもあります。

裁判所の方の見方も比較的緩やかで、「頑張ったけどだめだったんだね」というスタンスで暖かく見守ってくださっている感じがします。自己破産であれば、ギャンブルがあっても反省していることが分かれば免責を得られたり、個人再生であれば、当事務所や再生委員の指示にちゃんと従って資料提供をしたり、人柄の誠実さが分かれば問題なく再生計画の決定が得られたりしています。

誠実に生きる、自分の弱さをしっかり反省できる、素直になる、そういった姿勢が債務整理を成功させる秘訣ではないでしょうか？