被後見人の方も選挙に参加できます
2014年2月6日
東京都知事選が告示されました。
成年被後見人の選挙権が復活しましたが、成年被後見人の方の中には、ご自身で文字を書くことが困難な方、体が不自由で投票所に出かけるのが難しい方が多くいらっしゃいます。
実際はどのようにして選挙権を行使することになるのでしょうか。
まず、投票用紙に候補者の氏名等を記載することができない方は、投票所職員の代筆による投票をすることができます。
投票所に出かけるのが難しい方については、入所施設の施設長が不在者投票管理者に指定されている場合は、入所施設で不在者投票することができます。また、要介護5に該当する方や一定の身体障害を持った方であれば、事前の申請手続が必要となりますが、郵便による不在者投票制度を利用することができます。
そして、字を書けない方が郵便による不在者投票制度を利用する場合は、事前に代理記載人を指定して代筆により郵便による不在者投票をすることができます。
今まで選挙にずっと行っていたけれど、突然後見人がついたことで選挙とは無縁になってしまったという場合は、できれば後見人のほうでお手伝いしながら、被後見人が選挙に参加できるよう、お手伝いされてみてはいかがでしょうか?
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