相続のおきて(掟)
2012年6月23日
当事務所は、数多くの相続登記、相続手続きを受託していますが、最近つくづく考えさせられることがあります。
それは、法定相続、相続人の構成、相続の期限についてです。
財産を分けるとき、基本的な考え方は法定相続分での分配ですし、それに対して異論のある方はなかなかいないでしょう。
ところが、権利だけ主張して義務は放棄する、という輩の存在により、この法定相続の考え方に異論を唱えざるをえなくなるのです。
寄与分、特別受益など、さまざまな概念がありますが、裁判などで争うとなると、本当に気合を入れて、腰を据えてかからねばなりません。できれば、裁判なんてしなくても、話し合いで解決出来たら一番いいのです。お互いに譲り合いの精神、助け合いの精神で進められれば良いのですが、どうしても昔の喧嘩を引きずって感情的になってしまったりして、進むものも進まなくなることがあるようです。
それから、相続は早め早めに手続きをすること、これに尽きます。
相続税の申告期限は相続開始から10カ月と決められていますが、例えば、不動産の相続登記には期限はありません。預金や株の名義変更なども期限はありません。
だからと言って、放っておくとどういうことになるのでしょうか?
例えば、相続人がすべてご高齢の場合、1カ月、2か月と置いておくと、それぞれの方の事情が変わっていくことがあります。
極端な場合、相続人がお亡くなりになってしまって、相続人が増えてしまい、まとまる話もまとまらなくなってしまうとか、相続人が認知症になって遺産分割協議ができなくなり、成年後見人が必要になってしまうとか、どんどん手続きが停滞してしまうことになるのです。
また、株を放置していたため、どんどん値下がりしてしまい、売るタイミングを逸してしまう、なんてこともあります。
相続には期限がない・・・というのは大間違い!テツは熱いうちに打て!相続は早いうちにやれ!なのです。
- ご相談は無料です
- ご質問・ご相談お待ちしています。
- 042-300-0255
- いますぐ電話する
- お電話は[月-土]9:00〜18:00までの受付となります。
上記以外の時間帯は大変に申し訳ございませんが「ご相談フォーム」よりご連絡をお願い致します。 - ご相談フォーム
当事務所のサービス
国松司法書士法人では、身近な街の法律家として不動産登記・会社法人登記・相続・遺言・成年後見・家族信託など経験豊かなスタッフが、丁寧に対応させて頂きます。
-
- 不動産登記
- 司法書士と土地家屋調査士のダブルライセンスで、土地と建物は登記記録を作るところから所有権の登記、抵当権抹消登記などをストレスなくスムーズに、ワンストップで実現します!
-
- 建設業許可・各種許認可
- 行政書士のライセンスもあり、建設業(入札参加資格申請含む)、宅建業、旅行業、産業廃棄物処理業等の許認可申請に対応しています。
-
- 相続
- 相続の手続きはとても面倒です!司法書士に依頼することで気持ちが断然軽くなります!戸籍謄本を集めて法定相続情報を取得、遺産分割協議、相続登記、預金解約などがとてもスムーズです。
-
- 贈与
- 相続まで待てない!そんな方には生前贈与がおすすめです。税理士を介して贈与税を最小限にする贈与、例えば「おしどり贈与」や「相続時精算課税制度」などをご提案します。
-
- 遺言
- お客さまの想いをベストな表現で!生前対策として最も有効なのが遺言書の作成です。法的有効性はもちろんのこと、作っておいて良かった!と言える遺言書本文、付言事項をご提案します。
-
- 家族信託・民事信託
- ご家族の想い、ご本人の想いをしっかりと受け止めるために「クニマツの家族信託」はお客さまに寄り添った丁寧な面談を行い、財産管理、財産承継のお悩みを解決へと導きます。
-
- 成年後見
- 親や親族が認知症になって、後見人が必要と言われてしまった!そんなとき、相談するのに一番頼りになるのが司法書士です。なぜならダントツに後見人に就任していて、経験がとても豊富だからです。
-
- 株式会社登記
- 会社を設立する際には完璧を期したいですよね!司法書士や税理士が入ることで、間違いを防ぐことができます。設立した後のメンテナンスも、定款変更や役員変更などで発生する登記もスムーズです。
-
- 各種法人登記
- 一般社団法人の設立には多くのメリットがあります!株式会社のように営利事業を行いながら、公益的な印象を持たせられるブランド力と信用力、設立費用の安さもアピールポイントの一つです。
また、登記申請については日本全国の不動産、法人の申請をお受けできます。